回文ワールドへようこそ!「ぞうからかうぞ」
今年こそ筋トレを習慣にしたいくるみです。こんにちは。
毎年挫折しているので、ハードルを下げまくってプランクだけを日課にしました。毎日3分。さすがに続けたい…
2年生のもずくは学校で日本語を絶賛勉強中です。最近、回文が教科書に出てきました。
こむぎが2年生の頃、「トマトって、さかさに読んでもトマトなんだよ!見てて!」と紙に字を書いて、ぽかんとして聞いているもずくに興奮して教えていたことを思い出します。
「何か知らない?」とこむぎが聞くので,「桜とるのにパパに乗ると楽さ」と言うと、
「長いのにすごい!」「他には?他には?」と聞いてくるのですが、そんなに知らず…
ググってみたら、
「災難、またもや大火事か、大家もたまんないさ」
「虹二つが雨あがった富士に」
「私も『どんな関係?』と問い、ケンカ何度もしたわ」
「世の中ね、顔かお金なのよ」
「来てもよい頃だろ、来いよモテ期」
す、すごい…すごすぎる!どれもちゃんと意味通ってる!
回文恐るべし!
と私の方が興奮し、気付けば、机→えくつ、テレビ→びれて、などとひっくり返して考えます。
けれど、自分で長い意味のある文を考えようと思ってもなかなか考えつかないものです。
(考えつくのは「白い濾紙」レベル…)
奥深き回文ワールド。
今日は、こむぎが2年生の頃に読んだ、小学生にもわかるくらいの楽しい回文の絵本を紹介します。
状況を想像しちゃう楽しさ
「はちにんこそこそこんにちは」「きいろいき」「くまねたらたねまく」シンプルな分かりやすい絵のついた33もの回文で、言葉遊びを楽しめる絵本です。
こむぎは一文一文逆から読んでは、「ほんとだぁ」と感心していました。
題名にもなっている、「ぞうからかうぞ」は、こむぎは「ゾウから買おうかな」という意味だと思っていたようですが、「ゾウをからかってやろう」という意味で絵は描かれていました。
「どっちなの?」というので、「どっちでもいいんじゃない?」と答えました。
どちらもなかなか起こりえない状況ですね。
回文の楽しさは奇想天外な言葉の組合せの、その情景を想像しちゃうところにもあると思います。
文章としては成り立つけど、その文使う状況ってどんな?、というナンセンスさ。
そして、この絵本の絵は想像力を掻き立てるのに最適な絵です。
想像で埋める余白もありつつ、文章に忠実な絵。
見事な花とゴミ。
新鋭の生け花作家の現代アート?
匂う鬼。
わざわざ匂う鬼について言及するということは本来鬼はいい匂いなのだろうか・・・?
靴がキラリ、ゴリラ気が付く。
やばい、ゴリラに見つかった!こんなビジュー付きのパンプス履いてこなきゃ良かった!
なんて、一緒に描かれた絵を見ているとついその背景を考えてしまうのです。
すっかり私がはまってしまいました。
いつか長い回文を自分で考えみたいなぁ。
子供も楽しめる言葉遊びの絵本です。
バラ咲け、さらば!(今の精一杯…)