動物と話せたら…が叶う絵本「バナナでんわで でんわをしたら」
寒くなると暑い方がましと思ってしまう、わがままなくるみです。こんにちは。

先日、「僕には鳥の言葉がわかる」という鈴木俊貴さんの本を読みました。
シジュウカラの鳴き声を研究している大学教授である著者の、これまでの研究生活や研究の内容が描かれています。
鳥についても研究についても詳しくない読者にもわかるように、簡単な言葉で、カジュアルな感想を交えながら書かれているので,とても読みやすい本でした。
研究している動物に研究者が似ている説やご実家のお庭の巣箱の話など、親しみやすさを感じるエピソードもありつつ、軽井沢の森の中で米のみで生き延びた驚きの食事情や、淡々とヘビを片手でつかむ描写に、やはり一般人とは一線を画す学者の探求心溢れる様子に驚きを感じたり、興味深かったです。
この本を通して知ったのは、人間の言語も動物の言語の1つに過ぎない、ということです。
動物たちも、それぞれの方法で、それぞれの言語で、想像よりもずっと細かい事象について伝え合って生きているのかもしれません。
シジュウカラの鳴き声には、それぞれ意味があるそうです。
たとえば、「ピーツピ」は「警戒しろ」、「ジャージャー」は「ヘビ」です。
本文にはこのようにシジュウカラの何種類の鳴き声がカタカナで表記されていますが、巻末には実際の音声を聴くことができるQRコードが載っています。
研究者じゃなくても聴き分けられるものかな、と疑問に思いながら読んでいたので、「実際に聴けるんだ♪」と興奮して聴こうとしたところ、窓を閉めて聴くよう注意書きがありました。
窓を開けて音声を流してしまうと、本当のシジュウカラが仲間の声だと勘違いしてしまうかもしれないという著者の配慮なのです。そんなことには思いも寄らなかった私は、著者の鳥への深い愛に感動してしまいました。
今日のこの絵本も、動物への愛を感じる絵本です。
人間の言語がそのまま他の動物に伝わる未来が来るかはわからないですが、動物たちと話ができたら、何を話そう…とワクワクできる絵本です。
こんなフレンドリーなゴリラと話してみたい
バナナを受話器のように持って、「もしもし」と電話をかけたら、ジャングルの奥の奥のゴリラが出るよ。「おまえ、だれ?」と聞かれても、焦らずに、まずは名前を伝えよう。だんだんと打ち解けてきたゴリラと子どもは打ち明け話もするほど仲良しになって…。やわらかい動物の絵で想像力の豊かさを感じる絵本です。
言われてみれば、バナナって電話できそうな形です。そして、バナナで電話したら、なんとなくゴリラとつながりそう。
そんな自由な楽しい発想が展開されていきます。
「なんかよう?」などと、ゴリラの気取っていない話し方も魅力的です。
子どもとゴリラ、住んでるところは違うけれど、体勢はそっくり。寝転がったり、ぶら下がったり。
心を許してリラックスしながら電話している様子に心がほんわかします。
家族は信じていないけれど。
きみも ゴリラも しっている。
バナナでんわは ちゃんと つながってるって。
きっと、動物とコミュニケーションがとれると信じる気持ち、ゴリラや動物への愛を感じます。皆さまもぜひ。
ニンジン電話なら、うさぎと話せそう!

