ヘルメ・ハイネ

大人にとっては深い、子どもにとっては?「ぞうのさんすう」

yuminko

7月に入り、夏休みブルーのくるみです。こんにちは。

夏休み…それは給食のない魔の1か月強のこと。

くるみ
くるみ

(リライト記事・2017年の前ブログ記事より)

2017年の私の今年1年を表す漢字1字は「厄」でした。

その年は年明けから0歳児含めた家族全員がインフルエンザに感染し、中頃にはぎっくり腰になり、ヘルニアによる坐骨神経痛で足が1本痺れたまま年を終えました…

厄年とはよく言ったもので、本当に体を壊しやすい年齢なんだと身をもって知りました。

1人目2人目と比べて明らかに産後の疲れをいつまでも引きずっているのも、言うまでもなく年のせいだと思います。

少なくとも子供が成人するまでは元気で生きていたいものです。

この先あと何年生きられるのだろう。
もう人生を折り返したのだろうか。

そんな風にぼんやりと考えました。

この絵本もそんなことに思いを馳せる1冊です。

大人にとっては哲学的な1冊。子供にとっては…

※とても良い絵本ですが、この先汚い単語が出てくるのでお食事中の方などご注意下さい!

ぞうは草を食べ、水を飲み、眠り、うんちをする。ぞうは自分でうんちを数えます。1年目は1日1個のうんちを。うんちは年を取るごとに1個ずつ増え、50個をピークに今度は1個ずつ減っていきます。うんちが1つになって365日過ぎた時、ぞうは…

この絵本、初めて読んだ時、込み上げてくるものがありました。

初めて2個のうんちを出した時の、子供のぞうが回りながら喜ぶ様子。
純粋に体と向き合い、うんちをするだけで嬉しいと思う気持ち。赤ちゃんの成長を見守る親と同じでしょうか。

そして、どんどん成長していく生命力溢れる様子。
体はぐんぐん大きくなり、次の日も同じように大きくなることを信じて疑わなかったことでしょう。

しかし、だんだんとうんちが減っていくという、明らかに死を予感させる後半の切なさ。どうなるんだろうと見守る心許なさ。

そして、哲学的なラスト。
語彙力のなさを露呈してしまいますが、とても深いです。

さて、当時9歳と5歳の子供たちは何を感じとったのでしょう?

人もいつか死にゆくことに気付き、怖くなったでしょうか。
ぞうは結局どこに行ったのかと、もやもやしたでしょうか。

いいえ。

うんちドリルが爆発的売上げを伸ばすほどのうんちパワーをなめちゃいけません。

うんちばっかりできたなくて、おもしろい(笑)

こむぎ
こむぎ

うんちを山積み…臭そう

しろめし
しろめし

うんちに注目し過ぎだ(笑)

成長して読むとまた違った感想が得られそうです。

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くるみ
くるみ
1男2女、3児の母 
こんにちは。子どもの読み聞かせをしているうちに、絵本の魅力にはまってしまった「くるみ」といいます。 絵本を読んで感じたことを育児や暮らしのこととともに1冊1記事に して綴っています。 「3つのたねに絵本の水を」(はてなブログ.2017~)のリライト記事や新しい記事を書く予定です。 毎週月曜・金曜更新目標です。どうぞよろしくお願いします! 家族構成 にくだんご (夫) しろめし(男・高1) こむぎ(女・小6) もずく(女・小2)
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