多種多様なつる性植物たち「きみはなんのつる?」
毎日暑すぎて、先日買ったミントのミストが気に入って手放せなくなったくるみです。四六時中、首がスースーしてます。こんにちは。

近所にも植物に覆われた家が何軒かあるのですが、夏のこの時期はさらに勢いがすごいです。家の壁を伝い、屋根まで届いているものも。
壁を覆う、名前も知らない植物の、すさまじい生命力に圧倒されます。
根からずっと離れたところまで、伸びていく草たち。
天高く伸びる大木もすごいですが、どこまでもひょろひょろと伸びていく植物のつるもすごいですね。
今日はそんなつるを持っている植物のお話です。
同じつる性植物でも、からだの支え方は多種多様
ある家の庭で、小さな黒いタネが芽を出しました。他のつる性植物に出会い、巻き付きながら、ぐんぐん屋根まで伸びていき、壁一面に花を咲かせたその植物の名前は??庭で育っているたくさんのつる性植物の名前や特徴を知ることができる、図鑑のような絵本です。
物語はある植物が種から芽を出し、次々と他のつる性植物に出会って、壁を伝って伸びていき花を咲かせるまでの様子を追っています。
つる性植物と聞いて、はじめに何を思い浮かべるでしょうか?
日本で育っていれば、大体の方が小学校の夏休みに植木鉢で育てるあの花を思い出すのではないでしょうか。(全国共通かな…?)
観察に押し花、色水作り、タネとり、と経験する夏の花。
あっという間に支柱に巻き付き、上に伸びていく姿が印象的なあの花。
私は今まで子どもたち3人分の観察をしたその花を思い浮かべていたので、つる性植物はほとんどが似たようにくるくるとつるを巻き付けていくのだろうと漫然と思っていました。
が、この絵本を読んで、吸盤を持っている植物もあることを知り、驚きました。
バラのとげは外敵から身を守るだけではないこと、スイートピーやノウゼンカズラといった、歌でおなじみのお花たちがつる性植物だということも初めて知りました。
同じように壁を伝うつる性植物でも、そのからだの支え方はそれぞれ。
茎から生えた根っこで張り付くもの、吸盤で張り付くもの、そういった植物に巻き付くもの…多種多様です。
身近な植物を観察したくなる絵本です。夏休みの観察の前にもぜひ!
特長的な葉っぱの形、色とりどりの花を咲かせる姿。
謎の植物はおなじみのあの花!
