朝の光を感じてみて「あさになったのでまどをあけますよ」
新年度になって、3人の子どもがそれぞれ何組なのかが覚えられないくるみです。こんにちは。
めっきり暖かくなりましたね。
東京は暖かさを超えて暑苦しさを感じる日もあります。皆さんが住んでいる所はどうですか。
そんな暑い日でも、朝はまだひんやりと空気が心地よいです。
朝特有のぴりっとした清々しい空気が私は好きです。
皆さんは、朝、好きですか?
窓を開けてみよう
朝が来て窓を開ける子どもたち。
田園の町、ビル街、山あいの町…開けた窓からはそれぞれの風景が見えます。
温かい色合いで描かれた朝の景色と、「あさになったのでまどをあけますよ」という言葉の繰り返し。心が澄んでいくような絵本です。
この絵本は、子供が楽しめそうというより、ただただ私が好きで選びました。
それにしてもどこが好きなんだろう…?
荒井良二さんの絵はもともと好きなのですが、それだけではないはず。
考えた結果辿り着いたのは、おそらく「あさになったのでまどをあけますよ」という言葉が好きなのです。
気分に波があり、情緒不安定気味で、どちらかというとうつ病予備軍だと自分で思っている私ですが、朝はなぜだか好きです。
私にとって、いろいろなことを素直に受け止められ、1番前向きな時間帯は朝です。
それはおそらく光が関係しているのではないでしょうか。
だんだん明るくなっていく様子やまだ白い、強過ぎない光が私は好きなのかもしれません。
「あさになったのでまどをあけますよ。」
眠れない夜にも朝は来ます。朝を待ち望む人にも。朝なんてこなけりゃいいのにと思っている人にも。
喉が渇いたから水を飲む。寒くなったから上着を着る。そんな風に自然な感じで、
朝になったから窓を開ける。
ただただ自動的に行う感じのシンプルさが、この言葉の魅力のように感じます。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい、ということがあるように、気分がいいから窓を開けるのではなく、窓を開けるから気分が上がる、ということもあるかもしれません。
子供たちが「あさになったのでまどをあけますよ」と呪文のように覚えて、何か辛いことがあった時、心を開くきっかけになるといいな。
同じことばっかり言ってるね。 (当時6歳)
そう。でも、何度でも言いたい。
心が疲れちゃったときにもぜひ。
何度でも言おう。
「あさになったのでまどをあけますよ。」